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5月11日 : 2012.05.11[Fri]

展覧会


久子様

今日は展覧会の展示について書いてみようと思います。作品について。。。ではなくて展示中に思ったことです。
まず今晩19時から、2人展のオープニングがあります。 昨日私は友人の手助けを受けながら、搬入し展示を終えました。展示場で働く設備管理人は両腕に刺青を一杯入れた若い男性で、強面でしたがなかなか親切な人です。
さて、床に丁度目地があることで、割合楽に場所も決まり、あっという間に終えることができました。
木箱の中にはテキスト、写真、オブジェが隠れています。ガラス板をはめ込みその上に松の樹皮ダストが敷き詰められると、中身は見えなくなりますが指でそっとかき分けると中身の一部が現れます。それは”記憶”に似ています。
私の繭玉や、のぞき玉という作品にも共通する”覗く”作品なのです。
松の樹皮ダストはとてもよい香りがします。 私の木箱に納まる前にはどこで生きていた松の木なのだろうか? などと松の林を思い浮かべながらその中に手を入れて香りを吸い込みました。 何かを思い出しそうな気分でした。 香りにもたくさんの記憶を詰めることができますね? でも、それが取り出せなくて、今日ももどかしい思いでいます。 
搬入前に展示状況を熟考しスケッチを作りますが、いざその段になると”勢い”というものがあって、勢いに押されてバリバリと進めてしまいます。 この展示スペースはある建物のエントランスです。
展示をすることは、その場所との対話なのかもしれません。対話はうまく行くこともあり、話が行き違うこともありますが、わかりあう努力はここでも必要なのだと思うのです。

世津子




世津子様

まずは展示完了おめでとうございます。

搬入と設置が終わるという事は、展覧会の八割が終わったことと同じではないかといつも思います。それだけ搬入は大切なことなのに、搬入と設置自体についての記録をことばで残していないことはとても多いですね。
だから、手紙を書きながら何かを確かめているらしい世津子さんそのものに共感をおぼえました。

今回もまた、覗く事を促す作品ですね。素材が樹皮ダストということですが、読んでいるだけでも、指先がむずむずしてくる、すごく触れたくなる物質です。触りながら覗き、思い出したり、確かめたりしながら、その人だけの記憶や時間がわき起ったり流れたりする、そういう作品である事がわかります。

さて私にとっても、展示はいつもその時その場、一度限りのすごくギリギリな瀬戸際でやっと成立させ得るしろものです。毎回、イメージスケッチしたり、会場の小型模型まで作ったりするのに、結局はそのときに決まる、その時にしか決められない、ずっとその繰り返しです。だいたいはからだはへとへとになり、頭ばっかり冴えて来て、それからが佳境。やっと無駄な言葉がなくなって、展示空間との飾りも見栄もない本当の対話が始まるということでしょうか。

その対話がなされたときは、いい展示ができたと思えるのかもしれません。

画像は一月のグループ展です。他者の作品とも対話をしなければなりませんでしたが、成功したかなと思っています。

20120513展示を考える


久子




対話写真 // COMMENT[-] // TRACKBACK[0] // Top

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